“この戦いに正義はない、其処にあるのは・・・純粋な願いだけである“

当時７歳
ヒーローものが大好きな、
ドンピシャな時に放送していた仮面ライダーです。

ライダーが戦うところがカッコいい。

変身ポーズがカッコいい。

必殺技がカッコいい。

その時リアルタイムで視聴していた自分はそんなところばかりを観ていました。

もちろんカッコいいことに変わりはないですしそういうところに惹かれるのも魅力の１つだとは思います。


ただそれ以上にストーリーが本当に面白く、
奥深く、
なにか１つドラマをオススメするとしたらこれを選んでしまうくらい作り込まれていると、
そう感じた２０の冬でした。

観直すと理解することが出来ていなかったストーリーや人物の心情が理解でき改めて自分が観てきた平成ライダーの中で一番だと感じました
観返しても、
観返すたびにこの人物の気持ちも理解できる。
その立場なら同じことする。

観ている側の立場が少しでも変化すると状況が変わると好きなライダーが変わってくる。

そんな作品ほとんどないと思います。


ライダーとはなんなのかがわからないまま、
モンスターに襲われている人達を助けたいそんな気持ちでライダーになった主人公は序盤こそ迷いなく戦います。

けれどライダーが何のために戦っているのか
戦いの終わりに何があるのか、
本当の意味を知っていくうちに迷いや葛藤を抱くことになります。

そんな気持ちを抱いたまま最後まで悩みながら
答えが出せないまま最後の変身。


この作品に出会えて本当に良かったと思います。

見出しはこの作品の全てを表すこのセリフにしようと思います。

（自分はそう感じました）