「火星の人」は、まさに、前人未到!
中学生の頃からのSF愛好家としてみると、
これは果たしてSFなのかと思ってしまいます。


もちろん舞台は、
近未来の火星を中心に展開するから立派な宇宙SFですが、
宇宙人や
未知の現象が起こるわけでもなく、
火星に一人取り残された宇宙飛行士(=火星の人)の
サバイバル物語は、
彼が記したLog(日誌)を中心に、
むしろ淡々と展開される。

もちろん彼がおかれた状況は、
決して淡々としたものではないけれど。


しかし、
常に生きる希望を失わず、
ありったけの科学的知識と、
植物学者&エンジニアとしての
経験、
そして、
火星にわずかに残された最新テクノロジー(酸素発生器、
空気浄化装置、
コンピュータなど)
を最大限に駆使して、
なんとか生き残ろうとする主人公に、
いつのまにか感情移入してしまいます。


孤島に残されたロビンソンとの類似性も指摘されるが、
私的には、
映画「ショーシャンクの空に」の主人公を
想起させます。
無実の罪で投獄された男の地道な脱獄譚では、
彼の銀行マンの知恵と経験が活躍するが、

こちらは、
科学とテクノロジーを最大限に駆使してサバイバルをめざします。


宇宙物というと、
えてしてシリアスな主人公が多いが、
本作品は、
それとは対極にある科学技術オタク(nerd)が、

思いっきりスラングをかまし、
任務の合間には、
1970年代の懐かしのビデオを楽しむという「型破りな」展開。

作者の分身らしいが、
これほどshitが頻出する宇宙小説は、
読んだことがない。


映画では「オデッセイ」というかっこつけたタイトルに変更されたが、
これでは、
原作の(文字通り)人間「臭い」雰囲気
は伝わってこない。


生身の人間と最新科学技術のコラボレーションをこれほど見事に描いた作品はすくない。

食料と水の限られた世界で、
自らの身体を「リソース」として活用するアイデアには驚嘆するばかり。

前半の科学的エピソード(作物栽培、
水の合成など)は、
中学や高校の理科の副教材として、
それなりに
活用できるのではないか。
The Martian: A Novel

その他の感想

ボディキャップにはまる
三人目の子育てですが、、、
やはりかわいらしい!
クローゼットの中でも活躍
原作への好奇心が絶妙にくすぐられる良作です
隠れた名作。
ポジティブなパワーにあふれた本
親が子どもに読ませたい漫画!!
写真より実物の方が良かったです
2014/01購入、ツメが合わない、キズがついた、金型の劣化の恐れあり
吉本氏を理解した本か?
普通…かな
グッと来ます!!
作刀の大変さがわかります。
しっくりきます
く、首が…
本編3分 メイキング30分!
いろんな人がいる。さてどうしよう。
いつまでもアイドリングを応援する。
半分、広告。
Not being able to do what they want
うるおう!
お勧めできます
比較は出来ませんが…
ATOK 2012から更新
サイズ注意
最近買って良かったナンバーワン!
口閉じテープネルネル
一目惚れしたので…
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