優等生的内容
世界的に広く読まれた本であり、
日本の言論や政治にもそれなりの影響を及ぼしていると思われる本書であるが、
想定より面白く、
非常に優等生的な内容で、
今読んでも参考になる部分が少なくないと思える一方、
世界的に影響を及ぼした程度のわりにはかなり「シンプル」な本だとも思った。
このシンプルだという印象は基本的にはどちらかというと悪い方の意味である。
(無論、
本書は平易という意味でもシンプルであり、
社会学者の真剣な政治論と言ってもたじろぐ必要は全くなく、
通読の敷居はかなり低い。
恐らく子供でも読めてしまうだろう。
難しさで言ったら、
ギデンズの本業の社会学研究の本の方が遥かに高度だ。
)何だか基本的には優等生的な良い事、
バランス感覚に溢れた提言を述べているようなのだが、
しかしよく見るとどれも浅く簡素な提言で、
こんな程度で、
現実政治の指針になるものなのだろうか、
と思ってしまうのだ。
とは言え、
これはギデンズ自身が自覚・自認しており、
堂々と読者に対して注意を促している事である。
56頁から57頁には「読者の皆様方には寛大であってほしい。
(中略)いずれも劣らぬ大問題だからである。
その上、
紙幅の都合上、
要約的な解答を示すのが精一杯だし、
私見のそこかしこに疑問を抱く読者がいるにせよ、
納得いただけるに足るだけの根拠を本書の中で示すことはできそうにもないからである。
」とある。
見ての通り、
何の躊躇いもない、
ある意味では誠実な具合で、
とても弱気である。
本書の最大の欠点はこのように本人が認めているように、
本書の提言があくまで大雑把な理念の提言のようなものであり、
それほど詳細な提言も、
詳細な根拠付けも見られない点であろう。
先の引用の言葉を文字通り真に受けると本書においてギデンズは批判的な読者に十分反論できるとは全く考えていないようであるし、
疑問を抱く読者を納得させる事も最初からかなり諦めてしまっているようだ。
その上で言えば、
確かに本書は傾聴に値する興味深い新しい政治理念の提案、
現実的な政治的提言を行っていると思われる。
また日本の言論や思想との関係で言えば、
日本のリベラルな言論を引っ張ってきた代表者の一人である宮台真司がかなり重度にギデンズの影響を受けており、
宮台氏の提言のかなりの部分がギデンズを元ネタとしているようである点も(少なくとも個人的には)見逃せない。
理解を深める目的であれ、
背景から批判する目的であれ、
宮台氏
The Third Way: The Renewal of Social Democracy (English Edition)

その他の感想

繰り返し購入しています。
何があるのか知らないが
結局買うことになります。
軽快さとしっかりしたタイピング感のバランスが良く使いやすい
ノズルが内側に入るのがいい。
バランスの取れた視点で戦争の実態を捉えた作品
無条件降伏ではなかったのか!
今までのなかで
長い!!
編曲も歌いやすいいいもの・・
懐かしくて・・・
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