女性の顔の醜さを考えた短篇小説。こころは
村上春樹さんの短篇「謝肉祭(Carnaval)」がおもしろかったです。

特集「村上春樹・作家生活40年」も、
大変おもしろく読めました。


中でも、
野生<ゴリラ>研究者の山極寿一さんのエッセイには脱帽しました。


文學作品の活字の言葉尻だけを<見て>、
ケツ作だ何だとか言ってみたり、

顔とスタイルだけを<見て>、
美人だ何だとか言ったりすることの<みにくさ>。


<ゴリラ>さんたち、
五感をフルに駆使して生きている動物たちに比べ、

なんと読者の心の穴の狭く小さいことに気付かされます。


村上春樹に関連するページまで、
なぜこんなにもおもしろく、
楽しく、

簡単に読めてしまうのか?

この短篇は、
「もっとも醜い女性」の話です。

女性は背中に猿たち(ゴリラを含む?)を背負っていると村上さんは言います。

どんな展開の話になるのだろうと、
一行目からハラハラしながら読みました。


女性の読者なら触れてほしくないテーマのような気がします。

話の進め方に注目しました。

「僕」の奥さんという女性の反応が一番心配でした。


そんな読者の心配も、
村上さんは難なくクリアして、
しれっとしています。

奥さんと読者を安心させてくれました。


醜い彼女のことを、
「妻は『あなたのガールフレンド』と呼んだ」(21頁)
妻は
「F*という名前を口にしたことは一度もない。
常に『あなたのガールフレンド』だ」(25頁)

F*という名前の「彼女の顔の造作に機能的に不備な点は何一つ見当たらないということだ」(14頁)

それならなぜ、
彼女は「もっとも」醜いのか?

答えがなさそうなので、
読者はお正月の<福笑い>の遊びを思い出しました。

目も鼻も完全な部品ですけれど、
付いてる場所がめちゃくちゃになると、

妖怪になります。
そして、
自分が目隠しして作った顔を笑うしかなくて、
怖くて。
文學界 12月号

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