江藤淳と小林秀雄!
江藤淳と小林秀雄の原稿編集に従事してきた編集者で文筆家の平山周吉氏のエッセーが面白い。
江藤淳の絶筆原稿を受け取ったのは平山氏であった。
江藤淳と小林秀雄の対談が新潮文庫で読めるが、
小林秀雄の国学的日本思想に対し、
西洋的合理主義で江藤淳は議論を仕掛けていた。
しかし、
江藤淳は小林秀雄に憧れていた子とが平山氏のエッセーから判明した。
とにかく、
小林秀雄は自由人であり、
気の向くままに学問をしていた。
最晩年は『感想』でベルクソンを論じたが、
最後まで書ききれなかった。
近代科学(相対性理論・量子力学)でベリクソン独自の生命論に対峙しようとしたが、
失敗した。
ベルクソンはダーウィンの進化論に対向して、
独自の多方向で予測不可能なエラン・ヴィタール(生命の飛躍)を説いたが、
相対性理論や量子力学とベルクソンを比較して論じるのには無理があった。
ベルクソンの生命哲学は、
西洋近代哲学であるからだ。
このベルクソンに徹底的に向き合い、
独自の生命哲学を樹立したのは西田幾多郎である。
小林秀雄がベルクソン論で取り上げるべきであったのは、
西田幾多郎であったのではないか?
しかし、
そうした常識的理解は小林秀雄には通用しない。
自分の興味関心のままに学問をするのが、
小林秀雄の流儀であるからだ。
本居宣長であれ、
ドストエフスキーであれ、
小林の関心は、
作家が何に心を動かされたのかということ以外にはなかった。
文学史や思想史、
学説史の文脈は小林にはどうでも良いことであった。
平山氏が取り上げている小林秀雄の講演は格別の味わいがある。
自分の興味関心あることに対して、
徹底的に語り尽くす小林の姿勢に感動する。
小林の講演は面白い。
これだけ情熱的に語れる人は小林秀雄以外にいない。
これが江藤淳には羨ましかった。
醒めた知性の持主江藤淳にはどう努力しても、
小林秀雄のように自由人として生きることはできなかったのだ。

短いエッセーであるが、
格別の味わいがある。

お勧めの一冊だ。
文藝春秋2019年12月号

その他の感想

3才位になると・・・
脳波の分かりやすい入門書と思いました。
質感は非常に強そうです。
簡単攻略
広告ばかりの雑誌より読みやすいです
丁寧なパックでした。 が…
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パフスリーブ
ディテールにまで行き届いたアウトドア志向
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定番ですねー
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