老いても、創作意欲はいまだ健在。

ニール・ヤング新作は、
新たなことにチャレンジし続ける姿勢が鮮明に示された意欲作である。
ビックバンバンドをバックに歌い、
さらにオーケストラもバックにとニール・ヤングが八面六臂の活躍で聴かせてくれる。
歌声も全く衰えることもなく、
ヤング節はこちらも健在であった。

どのナンバーも風合いの違いこそあれ、
優しく染み入る楽曲ゾロイでとても満足できた。
かつて、
ニール・ヤングは「i-pod」が音楽業界を破壊すると語ったが、
新作はスピーカーの前で聴かないとその素晴らしさはリスナーに届かないかもしれない。
彼の挑戦は、
これからも続くのであろう。