哀しい愛と王の堕落が始まる絶妙な第二篇
「ロード・オブ・ザ・リング」の物語を遡ること60年前、
ビルボ・バギンスが「全てを支配するリング」を手に入れる冒険を描くLOTR同様の三部作長編で、
登場人物設定や配役は不変なので安心して世界観に没入出来る。

一方、
同じ小説と監督の組み合わせで、
テーマは勇気、
友情、
王の責任と此れも同様、
なので新鮮な驚きが冷めるのは致し方なく、
それは興行成績にも表れている。

シリーズ物の大きな試練だが、
それでも十分に期待を乗り越えた出来映えだと思う。
その鍵を握ったのは今回テーマとして追加された「個人とチーム」と「種族を超えた愛」そして「王族の誘惑」だ。

前回LOTRでは勇気、
友情、
王の責任ともサウロンへの対抗陣営としての使命感にのみ集束させていたが、
ホビットでは各々もう一段深みや捻りを増している。

種族を離れて生きる勇気、
種族を超えた報われぬ愛、
絶対権力者である王に諫言出来る友の存在など、
三篇それぞれに新たな味付けが為されているのがピーター・ジャクソン流の商売人としての見事な力量だ。

第二篇の「竜に奪われた王国」は、
一行が“はなれ山”に向かう道中の冒険、
スランドゥイル率いる山のエルフや湖の街エスガルフの人間達との遭遇を経て、
エレボールを占拠するドラゴン・スマウグとの決闘迄を描く。

山ノ下の王トーリン・オーケンシールドと山のエルフの王スランドゥイルの因縁の確執、
エルフの中では身分の低い女戦士タウリエルとトーリンの甥のドワーフ戦士キーリとの種族を超えた愛の萌芽、
そしてアーケン石に対するトーリンの異状な執着心と言う第三篇に向けた重要な伏線が全て用意される。

残念な点は、
今回の敵役スマウグが圧倒的存在感の割には思想背景が見えず、
単なる暴力描写に終始して軽いこと。
竜に黄金が何故必要なのか、
何故人間を恨むのか、
上手く知性の高さを生かす脚本も可能だったろう。

その点を除けば新たな激流アクションやエレボール宮殿での対スマウグ戦のCGも素晴らしく、
第二篇の役割を十二分に果たした万全の繋ぎ作品です。
スマウグとの決着を三作目に伸ばしたのは三話完結シリーズ作品ならではの映画事情の判断として甘受したい。
結局三作とも観る人間には関係なくなるが、
古今東西、
劇場等興行サイドへの保険としての配慮は必要だから仕方ない。
ホビット 竜に奪われた王国 エクステンデッド・エディション ブルーレイ版(初回限定生産/5枚組/3D本編/デジタルコピー付) [Blu-ray]

その他の感想

涼しげでいいですよ
色々な楽しみ方がありました。
ノベルゲームはゲームじゃない
回しやすい
身近な車を
結果論ですが
4万円強以上の価値あり。
大正解!!
やはり綿は気持ちがいい
開封跡有
プロになるために、家族とも離れ、上京する。その覚悟の重さ!!!
とても良かった!!4人の過去と現在!
分厚さにビックリ
店舗用
何故前作の黄色にしなかったのか?
商品重量が異なるのでは?
医療用に購入しました。
今回はそこまできつくない
恋愛もの・・・
ミリタリーカラーがいい
おもしろい!!!
日本語が……
でっかい!けど良い!
正面からの打撃は完全に防げます。
飄々としていて痛快。楽しかったです。シリーズ第二部にも期待しましょう
USBポート不足の方に
てばなせない
スマートウオッチ用に
生身の人間のつらさを身近に感じてしまう悲しみ
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