歴史は「数の戦い」だと、当然のコトを知った。
歴史の授業で、
近代史が一番意味不明です。
226事件のあたりは特に、
当事者の顔が見えない事もあって誰と誰が戦っていたのか、
何と何がぶつかっていたのか何もピンと来ない。

コレがもうわかりやすい数字でバシッと理解できてしまうのが、
本書の最大の収穫でした。


おおざっぱに階級が分類され直した明治時代から、
産業発展に伴って様々に「明文化されなかった階級」が誕生した大正〜昭和。
地主と自営農がいて、
ブルジョワが生まれてサラリーマンが生まれてプロレタリアートが生まれて。
その相反する利権をどうやって国政でバランスを取るか、
というのを、
選挙制度と各政党の盛衰を説き明かして行く。
そしてその過程で、
政治に関与できなかった階級がどうやって発言権を得ていったのかも明らかになって。

たったこれだけの事なのに、
どうしてこんなに近代史がわかりやすくなってしまうのか、
狐につままれた感じがします。
いや眉唾な内容が並んでいるわけじゃなくて、
階級と、
それぞれの利害と、
選挙制度というテーマで高校の歴史を教えれば、
すごく分かりやすいんじゃない? なんでやんないの? …という気分。

産業構造の末端にいた工業労働者たちを軍がすくい上げて、
彼らの意見を代表ようとしていた(そこにも226に至る分裂があった訳だけど)というのがわかった瞬間、
戦争へ走らざるを得なかった日本の底辺のメンタルも見えた気がしました。


本書で言ってることから、
さらにもう一段踏み込みますが。

ナチスのプロパガンダ映画「意思の勝利」を観ると(前半だけでいいけど)、
ナチスが何もないゼロから立ち上がって、
みんなの貧乏だけどあふれる希望を爽やかに吸い取って実力を付けていったのに気付きます。
そこで、
階級闘争のエネルギーが日本でもドイツでも戦争に向かっていったんだと、
本書とあの映画の共通項でわかった次第。

コレを考えると、
半数が選挙行かない日本の現状…政府は歴史を鑑みて、
寝た子を起こしたくないんだろうな…。

ポピュリズムが叫ばれるようになり、
未だ分類されていない現代の「眠れる階級」が起きた時に何が沸き起こるか…を想像させる、
意外と未来志向な考えができる良い本でした。
〈階級〉の日本近代史 政治的平等と社会的不平等 (講談社選書メチエ)

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