前に進め

actO.act E以来の大ボリュームの作品集は、
これまでの作品と大きく異なる点がある。


それは、
ギターの滝善充の休養と復帰を描いている点だ。


昨今のバント界隈でもバンドメンバーが様々な理由で、
活動を休まざるを得ない、
もしくは、
脱退するなどのニュースが流れている。


9mmも、
その一つであった。


正直大ピンチであったと思う。

しかし、
そのピンチも色々な人の助け（武田さん、
為川さんなど）もあり、
そのピンチを脱した9mm。


滝も、
復帰した後のパフォーマンスは完全とは言えないかもしれないが、
演奏はとても楽しそうだ。
熱量が減ったとか巷では言われているが、
そんなことはない。
ただ、
魅せ方が変わっただけだ。


そして、
BABELという最高傑作を世に出す前と後で、
彼らが変わらなかったことは、
一つ。


『前に進むこと』

それが、
よく分かる作品集である。


特に2019の春に行われた日比谷野外大音楽堂でのフリーライブを見ればよく分かる。


まだまだ先を見せてくれるはず。

これからどんな景色を見せてくれるのだろうか。


期待度がより上がる作品集となっている。