二冊読んで初めて分かる本書の価値
本書は、
外国人の日本見聞録(というジャンルがあるのか不明だが)としては、
久々に10万部を超える人気が出た「英国一家、
日本を食べる」の二冊目。
二冊目であって、
続編でも二作目でもないことは、
一冊目を読んだ方なら知っているが、
一冊目は英語版の全ての章を網羅せず、
相当な章をカットしており、
異例のヒットでの二匹目の泥鰌狙いの本作(タイトルは如実に語っている「ますます」という部分で)は、
そのカット部分に、
著者メッセージと書き下ろし1章が新たに加わっている。


出来としては、
前作同様に、
英国人フードジャーナリストの目を通じて表現された日本と日本食のルポとして良いという評価に変わりはない。
他方で、
カット部分(それも飛び飛びだ)だけなので、
エミとかトシといった、
本作誕生の真の立役者が誰なのかよく分からなくなっているとか、
著者の家族のキャラや訪日経緯や著者のプロフィールや取材意図も分からないので、
(いないとは思うが)本書だけ買った人には随分と困惑することだろう。


前作との比較では、
カットされた部分に一定の意図があったことが察せられる。

築地市場、
カツオの街・焼津、
天城の山葵田、
志摩の海女さんなど、
前作のレストランメインと異なり、
食のバックヤードが多くあること。
沖縄編の完全収録(これは前作の北海道訪問との二択だが、
著者らしい沖縄感は、
北海道編にはなかった味わい)。
そして、
MSGと題された悪の会社・味の素取材編は実に面白かった(これを一冊目には収録しなかった事情は実によく分かる)。


著者はときどき間違えた日本を伝えている。
愛知県は日本の南部ではないし、
食べ物の名前や料理法にも間違いが散見されるのは、
前作同様。
この点を、
一冊目で私はマイナス点、
訳者の不勉強と評した。
しかし、
英国人の目を通した日本・日本食がルポ対象であることをよく考えれば、
間違った見方もまた読むべきポイントなのだと評価を改めた。
本書について、
明治以来の日本人の愚かさで「ガイジンが日本と日本食を高く評価」した点に評価が集まりがちだが、
それはそれでアリとは思うが、
私達自身が知る(知るべき)日本と日本食とのギャップ(肯定的にも否定的にも)を味わうことが本書の真のお値打ちだろう。
英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)

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