神なき時代の祈り
著者はユーモアにあふれた筆致で、
作曲家達の特徴を次のように表現しています。


荒野に叫ぶ預言者ーシェーンベルク
精緻な「パクリ」と「継ぎ接ぎ」ーストラヴィンスキー
バロックの異分子―バッハ
拳を振り上げる無作法―ベートーヴェン
はったりと物量作戦―リヒャルトシュトラウス
ダンディズムの美学―ラヴェル
ロマン派嫌いのアンファン・テリブル―プロコフィエフ
神なき時代の祈り―マーラー 等々。


本書の副題は「クラシックの黄昏」です。

クラシック音楽について様々な観点から考察されている中で、

クラシック音楽の発祥を中世の「グレゴリオ聖歌」まで遡り、
宗教との関わりから描かれている部分が印象的だと思いました。

時代は下り神の自明性は薄れ続けます。

マーラーの音楽は、
神への懐疑と希求の葛藤から生れたとする著者の説は非常に説得力があります。

「神なき時代の宗教的カタルシスの代用品としての音楽の洪水」
音楽は神なき時代の祈りなのかもしれません。


本書は全体の印象として、
ユーモアのある文章がとても楽しいです。

著者の主観がよくわかる部分もあり、
それについて著者は、

「歴史を語るとは、
常に私と歴史との対話である。

と言っています。


名著です。
ぜひ、
お薦めします。
西洋音楽史 「クラシック」の黄昏 (中公新書)

その他の感想

髪色も素敵です
使いこなし相当難しいです、が、、、
ワイヤーがちょっと・・・
明るく見えます
8歳の子供が読んでいます。
感動!驚きです!
自覚、冷静、観測、飛翔。
胸熱!(ネタバレあり注意)
色々な見解もあるでしょうが……
変わってるというか強い人ですね
All Music Collection
典型的な日本メーカーの製品です。
飛行機に乗るために旅をしたくなる
概して良書だが、短所もあり
かわゆす
取り付けが甘い。点灯しない。
よいものを感謝
キラキラで可愛い
内容、値段ともにすばらしい!
実物を見て
とにかくバトルが熱い!
この4冊が入ってこの値段はお得!!
隅々まで細かく説明されている。
Pet Shop Sound,So Good!!
初心者〜中級者向き
連載も楽しく読んでいます
ダッフルコート
お思ったより肌触りがよく感じが良い
ピッタリフィットしました!
価値観につてい再考するいい機会でした
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