特典DVDのドキュメンタリーはファン必見

西野七瀬が初センターの表題曲はサビから始まる繊細で美しいミディアムチューン。

マイナー調の哀愁溢れるサビが耳に残るが、
Aメロを若干明るい雰囲気にすることでメリハリが生まれ、
劇的さが増し、
より切ない旋律が引き立っている。

旋律は勿論、
バンド編成かつ優雅なピアノとストリングスの音を主体にすることで、
上品かつより懐かしい往年の歌謡曲のような曲になっている。

曲調は歌謡曲の王道で本格的だが、
それを若いアイドルが歌うことで逆に透明感ある新鮮な雰囲気に仕上がっていると思う。

MVは芝居盛り沢山で映画のような雰囲気に作成。
限られた命を仲間と共に必死に生きる女性の話で、
西野のチャームポイントである“何とも言えない切ない表情”も満載。

歌詞は強がってるけど恋に奥手な女性が片想いする女性目線の内容。

個人的には曲調、
MV、
歌詞共にまさに西野のイメージに合っていると思う

一転して、
明るく鋭いシンセのイントロから始まる②「ロマンスのスタート」は走るリズムにギター、
きらびやかなシンセを主体にした平成アイドル王道のアップテンポ曲。

秋元グループらしい爽やかかつちょっと切なく純情なメロディがキャッチーで安心する

アンダー選抜の③「生まれたままで」は海っぽいカラッと哀愁漂うギターが印象的なアップテンポ曲。

ロック的なギターソロがあり、
本作では最もアッパーな部類。

センターは伊藤万理華

今作は全体的にマイナー調で、
良い意味でちょっと古臭く感じる作品。

若い人は逆に新鮮さを覚えるかも知れないが、
昭和的な歌謡曲を聴いてきた人にはちょっと懐かしさを感じるのではないかと思う

DVDのCタイプはまず西野七瀬、
樋口日奈、
伊藤万里華、
松村沙友理のドキュメンタリーを収録。

今まではあまり舞台裏やオフショット的な映像がなかったので貴重かな。
結構しっかり編集されていて、
テレビでも放送できるレベルだと思った。

続いて、
この4人がプロの本格的な演技レッスンを受けている様子を収録。
女優の梶原ひかりが補助役？として参加している。