活き活きと甦る中世イングランドの農村。領主と農民だけでなく、共同体内部での農民同士の関係も詳述した興味深い一冊。
① イングランドのエルトンと言う農村について残された荘園記録や、
発掘された考古学的資料、
航空写真の分析などを通して中世の農村の姿を再現した本。
10年前の英国旅行で美しい農村の姿に感激したが、
共同体の中で複雑に細分化された土地利用の形態は今とかなり異なっていたようで、
今のイメージで中世英国を理解してはいけないと感じた。

② 身近な犯罪や村人同士の紛争は、
裁判集会で慣習法に応じて裁かれるそうだ。
治安の維持に不安を抱える時代なのですべての当事者が判断を受け入れる必要があったのこと。
但し、
領主と農民の扱いは平等ではない。
道徳的な問題は教会裁判所の扱いになるのだが、
性行為で伝統的な体位を取らなかったことまで対象になるとの説明には失笑してしまった。
重罪はコモンローにより国王裁判所の扱いになるのだが、
集会・教会・国王の三つの裁判所の管轄はかなり曖昧だったようだ。
以上は一例で、
農作業の方法、
農奴の賦役、
祝祭や結婚など多彩な生活分野が活写されている。

③ 一つの村で、
イングランド全体、
さらに欧州全体を捉えることには危険もあるとは思うが、
異なる地域の記録を継ぎ接ぎするのも難が多いだろう。
本書を読んで感じたのは、
水田耕作の為の水系・水利の管理が不可欠であった日本と、
畑作・牧畜主体のイングランドの共同体の差である。
素人が簡単に論及できる問題ではないが、
考えて見るのも一興かと思う。
領主と農奴と言う単純な二元論を超えて中世を理解できる良書だと感じた。
中世ヨーロッパの農村の生活 (講談社学術文庫)

その他の感想

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