ピアノコレクションズと比べて

ファンの方はご存知でしょうがFF7〜9にはピアノコレクションズというCDもあります。

そちらは原曲のメロディを活かしつつピアニスティックなアレンジになっています。

それに比してこちらは原曲にある音をメロディラインやベースラインはもちろん、
バックで流れているアルペジオもピアノ一台に詰め込んだアレンジになってる、
と言うとわかりやすいと思います。
"Force Your Way"なんかはそれが顕著。


ピアノオペラ前2作と比べて、
7〜9は原曲は音の数が16トラックに増えているのでそういうアレンジになるのかな。

また原曲がシンプルな"星降る峡谷"や"花火に消された言葉"や"独りじゃない"は原曲にない和音やアルペジオが付加されだいぶ派手になっています。


正直な感想は、
うるさい。
詰め込み過ぎ、
といったところです。

ただ一方で"The Man with the Machine Gun"や"Melodies of Life"は適度に原曲を離れつつも原曲の雰囲気は残していて、
楽しめました。
特に後者はピアノコレクションズでかなり良アレンジされていてあまり期待していなかったので、
嬉しい裏切りでした。


ですので「原曲をまるまるピアノで弾いたらどうなるんだろう」という方は満足できるかと思います。

逆に「しっとりとピアノの音を聴きたい」という方にはうるさいだけに聞こえるかもしれません。


10以降も出るのかな？ その時は難しい、
あるいはうるさいだけのアルバムにならないことを期待しています。
"オペラ"って色んな曲があって一つのドラマになっているわけですから。