役者集団・嵐の絶品な「昭和」
二宮和也の主演作をちゃんと観たのは、
これが初めてだった。
やられた。
そのあとすぐに「硫黄島」と「青の炎」を見た。
恐れ入った。
しかし、
この「黄色い涙」の二宮が、
私はとても好きだ。

犬童一心監督の言葉を借りれば「観ている者が寄り添える」役者。
まさに的をついている。
六畳のアパートに正座して机に向かって漫画を描く、
その白いランニングの後ろ姿!こんなシーンをさりげなく、
リアリティを持って演じられるアイドルは他にいないだろう。
次々に転がり込んでくる現実感のない仲間たちに翻弄されながらも夢を捨てずに奮闘する栄介は、
本当に昭和の時代から抜け出してきたようで切なくもたくましい。

アイドル映画だと思って見始めると、
冒頭から驚かされる。
駅へと歩く栄介(二宮)とむさくるしいインテリ、
竜三(櫻井)。
続いて登場するとぼけた白衣の二人組(大野と相葉)。
そこには嵐の姿はない。
佇まいもセリフ回しも、
まさに役のままの空気が漂う。

この作品は昭和38年を舞台にしたドラマのリメークだとか。
リメークとはにわかに信じ難く、
嵐のために書き下ろされたように、
役柄がぴったりとはまっている。
画家の大野、
小説家の櫻井、
歌手志望のヤサ男、
相葉。
岩手弁丸出しの勤労青年、
松本。
(以外な配役と思いきや「濃さ」が面白いほどツボだ)
大野の純情なおとぼけっぷりは、
とにかく観ていただきたい!メイキングを見ると監督も本人も120%楽しんでいる様子がよくわかる。
私が好きなのは、
理屈っぽい櫻井と最後においしいところを持っていく、
松本の岩手弁だ。
松本演じる祐二はとにかく明るく、
前向きで出演シーンが少ないとは思わせない好演だ。

この作品には派手さはない。
夢だけで生きている若者たちはダメダメで情けなくて、
挫折して、
あっけなく現実を受け入れる。
そのゆるさが、
五人の役者の絶妙なバランスを通してじんわりと温かく観る者を包み込む。
五人での入浴シーンや部屋での宴会は実に楽しい。
挿入歌「涙の流れ星」の情感も相まって、
こんなおにいちゃんたち、
その辺にいるよな、
と思わせる。

物語の後半、
絵筆を折って慟哭する圭(大野)、
その圭から栄介への手紙。
大野の淡々とした語り口とそれを読む二宮の表情。
静かに、
とても静かに心を揺さぶられる印象的なシーンだ。
黄色い涙 【通常版】 [DVD]

その他の感想

入手困難なお品でしたが
とても軽くて肌に貼りつかない
夏、お風呂上りの水分補給に。
軽るくかけやすく、明るくきれいに見える、ワンランク上のリーディンググラス
USB3.0モバイルHDDとしては現時点でのベスト・バイではないでしょうか。
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