全国大会銅賞の意味

ここでは「プロヴァンスの風」と「三日月の舞」だけに絞ります。

アニメ本編を見ていて、
全国大会が銅賞だったのは衝撃でしたし、
それだけに一体どういう演奏だったのかを知りたいと思っていました。

今回、
こちらを購入して一期サントラの「おもいでミュージック」での「プロヴァンスの風」「三日月の舞（麗奈バージョン）」と共に何度も聞き、
ああそういう事かと概ね納得しました。


技術的（録音時の条件）についてはライナーノーツにあるのでここでは書きませんが、
演奏を聞いての印象は、
関西大会はスケールが大きい・躍動感がある・タメが絶妙であると感じるのに対し、
全国大会は正確だがこじんまりしている・やや焦っているようなほんの少しだが前のめりになっている感じがします。
一言で言えば関西大会は聞いていてワクワクして楽しくなるのに対し、
全国大会は緊張して拝聴する気がします（ある意味、
トランペットソロの麗奈と香織のような。
まあそこまで差があるわけではありませんが）。


「コンクール」という性格からすると、
全国大会の方が普通（コンクール的であるという意味で）な気もするのでこれで銅賞というのは厳しいものだと思いますが、
金賞のためには「正確さ」にプラスアルファが必要なのでしょう。
おそらく関西大会の演奏が全国大会でもできていれば金賞だったのだと思います。
少なくとも滝先生には何が足りなかったのかは分かっていたと思うのですが・・・とりあえずは、
TV版を見たときに思った「誰かがやらかしたのではないか」ということは無くて良かった。


「願いは口にしないと叶わない」が、
「願った以上にも叶わない」ということで、
部員達にとっては「全国大会出場」が目標だったわけですからこれはこれで良かったのでしょう。

この３月に二期総集編の円盤も発売されるので、
そこでの演奏がこのCDと同じなのかはその時確認したいと思います。


それにしてもこれが下手な演奏に聞こえる人もいるんですね～
ちょっと私にはどこが下手なのか良く分かりませんが。