冬靴と、ファットバイク（極太タイヤ自転車）に効果著明。しかし、クルマのスタッドレスタイヤには効果不明。

【ファットバイクに効果あり】
最近入手したファットバイク（極太タイヤ自転車）のタイヤがトレッドの浅いノーマルタイヤで、
雪道で試走したら（シティサイクル＋スノータイヤよりは遥かにいいが）やはり滑るので、
スパイクタイヤ（自転車タイヤとしては信じられないほど高価）を買う代わりにこの製品を試してみた。


結果は、
圧雪路・アイスバーンへのタイヤの密着度が３０～５０％くらい増した印象で、
スパイクタイヤ並とはいかないが、
注意して乗れば実用になることが分かった。
　　５－６シーズン使って効きが悪くなってきた車のスタッドレスに近い感じで走れる。
但し、
凹凸の少ない圧雪路でも１５Km/h以下、
滑り易い路面なら１０Km/hくらいまでが安全で、
積雪地で冬シーズンも普通にガンガン走るには、
やはり市販スパイクタイヤだろう。


なお、
ファットバイクのタイヤに１回スプレーした効果が、
何週間くらいもつかは不明。
　このレビュー時点で２週間ほどだが、
１ヵ月くらいは効きそうな感じがしている。
　

【靴底に効果大】
多雪かつ寒冷な当地では、
歩行者にスリップダウンの危険が常にある。

市街地の歩道、
歩車道の区別のない車道左側端、
あるいは横断歩道がスケート場並みのアイスバーンになっている場所が少なくなく、
こうなると足元の覚束ない老人は当然として、
青壮年でも（当然ながら、
滑らないよう靴底のパターンに工夫を凝らした冬靴で）、
突然のスリップダウンをして、
四肢・臀部の打撲や、
前腕骨遠位端骨折・大腿骨頸部骨折・腓骨外果骨折・胸腰椎圧迫骨折を負うことが珍しくない。
下手をすると頭を強打して大事になりかねない（しつこいようだが、
青壮年が冬靴・徒歩の場合である）。


靴底（特に踵）に市販の滑り止め用スパイクを３本くらい打ち込めば滑り易い雪道・アイスバーンでも転倒の危険が大幅に減るが、
反面、
屋内を歩くとカチャカチャと煩く、
床材によっては却って滑り易くなり、
間違いなく床を傷つけるので、
職場や取引先、
公共施設などではスパイクを打った靴は顰蹙を買う。


そこでこの製品の出番である。