3日間の感動と熱狂のライブが、余すとこなく凝縮されている。

2016年問題で夏の神宮にシフトした「4th Year Birthday Live 2016」から5カ月、
その間に発売されたシングルは「サヨナラの意味」のみ、
全曲披露の曲数は119曲、
4thからの新規は7タイトルにとどまっている。
だが実際はアンコールを抜かし、
本編で歌われたのは126曲、
ダブルパフォーマンスが7曲、
乃木坂AKBが1曲、
『乃木坂の詩』はアンコールでのみ。
3日間に渡って連日4時間のライブが行われ、
各日の模様は、
2層ブルーレイでも最高画質では1枚にギリギリ限界となる収録時間の長さになっています。


乃木坂46の「Birthday Live」のブルーレイ・DVDはこれまではカットが非常に少ない、
今回はさすがに無理かもしれないと覚悟していましたが、
権利問題が気になった乃木坂AKB、
ライブの熱狂度を物語るアンコールまでもセットリストそのまま全てが収録されています。

MCも記憶にある限り殆どが収められているよう。
むしろ記憶のうすかったものまで再確認できて新鮮な驚きもありました。


また『あさひなぐ』プロジェクトや『インフルエンサー』の告知もそのまま映像化、
終演後の舞台暗転、
アナウンスまでもフォローされていて、
このブルーレイ・DVDをみれば当日のライブ会場の様子全てが手に取るようにわかるようになっています。


一日分が約4時間、
2時間見てもまだ半分、
ダイジェスト編集のライブ映像のような物足りなさ感とは無縁、
ボリューム的に大満足のエンターテインメントと言ってよいでしょう。


Day1が「橋本奈々未卒業コンサート」ということで彼女の参加曲が中心、
これまでのシングルの発売順ではなく完全にランダムのセトリ、
この日は橋本自身の希望によるアンダー楽曲などもセレクトされています。
手の表情の美しさでは乃木坂一ともいえる橋本の見納めとなる映像、
これまでカメラが追い切れなかった、
ななみんの瞬殺ポーズが、
どれだけ発見できるかが、
個人的には楽しみでした。


Day2、
Day3では代々木第一体育館と中継でコラボした乃木坂AKBの映像化がどの様になるのか、
その時点ではまだ持ち歌のなかった３期生によるパートなどにが特に期待を寄せていたところです。