信じて待つことができる力

まず感じたのは、
好きなことをやっている人間は強くなれる、
ということです。


私が「どんな企業があって、
どうやって儲けているのか」を知りたいという欲求を持っているところに、
「自分たちの会社がどう儲けているかを説明したい」という人が次々に訪ねてきてくれるわけですから、
現在の環境は本当に幸せであり、
恵まれていると思っています。


レオスキャピタルワークスの藤野さんも同じように、
ご自分の仕事を心底楽しんでいらっしゃいました。
腕の良いプロは似ているものなのでしょう。


「適正と考えられる株価よりも割安に放置されている銘柄を買い、
適正水準になるのを5年でも10年でも待つ」
というのが苦瓜氏のスタイルだそすですが、
これは「価格は価値に収斂する」と喝破したグレアムと同じスタイルです。
私の資産運用の主力はインデックスファンドの積立投資ですが、
世界経済の成長を信じて最終的に基準価格は右肩上がりに戻ってくると思っています。
それ故、
不況下でも経済の回復を信じてファンドを保有し続けてきました。
苦瓜氏の投資方法私と私の投資方法は異なりますが、
奇しくも自分が投資したものを信じて待ち続ける、
という投資の根本的なところでは同じであることが分かりました。