三浦大知に辿り着いた先の真価と進化

個人的にミュージカルというものに抵抗感を抱いてしまうといった理由だけでこの作品のレヴューを見て購入を後回しにしていた。
が、
三浦大知というエンターテイナーとこの作品に出合うタイミングは人それぞれであったとしても、
やはり逢うべくして逢うものだと感じる。
自分の中でこれ以前でも、
以降でも三浦大知の真価と進化を的確に捉えることは出来ない。
私と三浦大知の出会いはラジオから流れてきたご本人の生の歌声がきっかけで衝動買いした「THE ENTERTEINER」でありこれほどの衝撃は他では感じられなかったかも知れない。
そして過去に遡り追いかける形になるのに「ここに辿り着いた」と思えるのは「Door to the Unknown」だと言える。
彼の作品は出会うたびに素晴らしく思えるし、
私自身ファン歴も浅くまだ採掘途上であるのにこんな言い切りをしていいのか躊躇もあるがなにか運命的なものを感じて大事な人や出来事に遭遇した時に、
それを大事に思う愛しさやある種の切なさが詰まっている、
三浦大知の核に触れるようなとてつもない作品だと思う。