「時間がかかっても、自分で作り上げる楽しみ」にこだわりたい方に

11月上旬に予約し、
発売日に届いたので早速組み立てて「自宅で活版印刷」に挑戦してみました。

使用目的としては「ありがとう」など短いメッセージを印刷して、
名刺サイズのメッセージカードとして利用しようと思っていました。

(Amazonでは入荷予定が現時点で2月になっていますが、
書店などで売っているのは見かけました。
公式Twitterによると現在増刷中だそうです)

付録の分、
とても分厚く見えますが、
冊子自体は組立説明書も含めて50ページ程度です。

とじこみ印刷用紙は「キャピタルラップ」「ハーフエア・コットン」(A4サイズ程度)が2枚ずつ計4枚付属しています。

元から名刺サイズになっているわけではないので、
ここから各種サイズに裁断する必要があります。

大きいサイズは印刷できず、
冊子に掲載されているサンプルも、
名刺・メッセージカード・商品タグ・コースターなどこぶりなものでした。

付録の活字・インキローラーは、
冊子巻末にそれぞれ追加注文方法が記載されています。


1時間程度で組み立て、
とりあえず活字は使う文字だけを切り取って印刷してみました。

まず「ありがとう」メッセージカードを作ろうと試みたのですが、
この5文字だけでも初めて触る仕組みに悪戦苦闘しました。

メッセージカードとして渡せるレベルの仕上がりになるまで、
何枚も刷るのでかなり時間がかかりました。

活版印刷機本体や活字も、
組み立ててしまうと意外と収納に困りました。


私個人としては、
活版印刷機を付録にするという発想にとてもわくわくしましたし、
手元に届いてから印刷するまでも楽しみでした。

ただ、
ちょっとカードを作りたいなと思ってから、
簡単に印刷できるものでもないと感じました。

1～2枚だけメッセージカードを作るなら、
スタンプなどの方が圧倒的に簡単です。

この仕組みに慣れるまでは、
じっくり腰を据えて、
時間が取れるときにチャレンジした方が良さそうです。

仕上がりは美しいけれど、
膨大な時間と手間がかかる活版印刷の「楽しさ」と「難しさ」を実感しました。