半分ネタのつもりで買ったけど

正直、
某ネット小説サイトで氾濫しまくっている転生だの転移だのってジャンルは嫌いな人なのですが、
意外と楽しめました。

楽しめた理由としては、
チート能力で楽して強くなってハーレム冒険するっていう自分の最も嫌悪する要素がないから。


あの国民的RPGシリーズそのまま、
と言うよりはそれに近い雰囲気の世界。

一番近いのはコンシューマーではなくオンラインのシリーズ（※自分は未プレイ故よく知りません）
と言うより、
FFはドラクエと違って「これだ」って言える共通の要素がほとんどなく、
1作ごとにガラッと雰囲気を変えてきますから
どう料理する気でいるんだろうと気になって買って読んでみた感じでした。


主役の兄妹二人が、
スクエニ社員ってのは出来過ぎだろうって感はありますけど
攻略サイトなんかない時代は、
トライアンドエラーを繰り返して進んで行ったんだよねと懐かしさにふけっている間に訪れる衝撃の展開。

FFシリーズだけでなく、
一般的なRPGならあって当たり前の魔法、
それはこの世界では当たり前じゃなかった。

もし、
読み始めてそのキャラに好感を持ってしまった人は「やっぱつれぇわ」と虚脱感に襲われるかもしれません、

そして、
そこから始まる主人公の物語はどこへ行き着くのか？
狩人なら最強はみだれうち？　でも普通に考えたら矢の消費がバカにならないと大人になると思う。


今の所、
続きがきになるし、
面白そうだとは思っていますが
不満点を挙げるなら、
すごく強い冒険者パーティーの面子がリーダー以外嫌悪感しか湧かないこと。

リーダーは言葉は辛辣だけど、
悪い人じゃないんだろうなってのはまぁわかる。

だけど、
それ以外はこの先実力が認められて手のひら返される展開があっても、
自分だったら仲良くしたくないって感じのやつばっかですね。