「美しい星」が好きな人は必見
私はこの三島由紀夫の原作に心酔しているので、
この小説が映画化されることを知ったときは少し嫌な気持ちがしました。

しかし実際観てみると、
想像していたよりずっとよかったです。


「宇宙人」同士が感応するように、
三島ファン同士は共鳴するのかな、
と思いました。


暁子の「美」のテーマ、
一雄の権力志向と父親への反抗心は、
原作のイメージがそのまま忠実に再現されていたと思います。


主役の重一郎が原作において無職であるという設定は非常に重要だと思うのですが、
映画では天気予報士となっています。

これは物語を動かす上で必要な設定と思いました。

不倫という、
原作には全くない設定が出てきて驚きましたが、
この映画が終盤は家族というテーマへ向かうことを考えれば必要な前提なのだと納得しました。


この映画の原作と大きく違うところは重一郎の妻、
伊予子の描きかたです。


伊予子は確かに原作でも何となく凡庸な鈍い感じのする女性として描かれているような気がしますが、
これを吉田氏は、
彼女だけ宇宙人になれないと大胆な解釈をしています。


私は個人的には伊予子は最も現実的で心優しい宇宙人だと思っていました。

原作では、
重一郎の地球救済がどこか観念的で上から目線なのに対し、
伊予子は長年台所に立つことにより、
「地球での生活」が充実していたところが重一郎と真逆であるという点で、
重要な存在感があったと思います。


しかしこの映画では伊予子は空虚な地球人を代表する役割を演じており、
これはこれで興味深い設定だと思いました。


重一郎に対抗する悪役の宇宙人達を黒木一人にまとめたのは、
映画の上ではすっきりしていて良かったと思います。


しかし、
黒木が押した釦の意味はわかりませんでした。

原作では、
人類は釦を押すか押さないかが問題となっていたと思われますが、
このあたりの解釈がよくわかりませんでした。


とは言え明らかなのは、
三島由紀夫の「美しい星」に対する吉田氏の強い情熱がひしひしと伝わってくる映画だと言うことです。
美しい星 Blu-ray豪華版(2枚組)

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