第2ステージの人生指南書！

老後に備えてスキルを学び、
新しい仕事について100年人生を生きる。
雇用は肉体労働についてはAIが担当し、
知的労働は専門的技術者が担当するので、
高齢者が担当するのはそれらのすき間を埋める比較的簡単な知的労働だ。
それらの技能を第１ステージで学ぶ精神的・肉体的余力が持てるか否かにかかっている。
やはり何よりも「働き方改革」が必要であり、
経済的余裕も必要である。
著者の指摘はすべて正しいが、
実現は今の日本社会では困難であろう。
著者は100歳から今の自分を見よというが、
この先どうなるかわからない自分の人生、
それは不可能である。
それよりも今、
これから何がしたいかが重要だ。
そこからしか、
学び直しは不可能である。
そして仕事で培った自分のキャリアを生かす道を考えることが現実的であろう。
趣味で生計は成り立たないからだ。
自分のライフとワークについて出来る範囲内の見直しを迫る好著として本書を勧めたい。