自分を認める、相手も認める

12星座それぞれの基本的な性格、
恋愛や仕事に対する考え方、
そして12星座×12星座の相性が掲載されています。
単に「相性」と言っても、
そこはさすがのしいたけさん、
いわゆる「相性が良い」「相性が悪い」という表現を決して使っていません。
ネガティヴな表現を一切することなく、
優しい語り口です。
各星座の最終ページには励ましのエールが添えられています。


12星座×12星座については、
各星座の世界観と相手星座の世界観を述べた上で、
「だからこういった点でわかりあえる」、
あるいは「こういうことに気をつけた方がいい」というアドバイスをされています。
お互いの世界観を肯定した的確な表現なので、
読んでてすごく気持ち良く、
また、
納得できました。


読んで行くと、
各星座が大事にしている生き方、
目指して行く世界、
秘かに抱える闇の部分などがわかります。
自分以外の星座についても読むことができるので、
「こういう世界観があるんだ。
いろんな考え方や感じ方があるんだなぁ」と、
私には全て楽しく読むことができました。
「作者はここまで手の内を明かしていいのか？」と心配になるくらい大盤振る舞いな内容です。


いろいろな人がいて、
それで世界が成り立っている。
あなたが肯定されるように、
みんな肯定されていい。
そんなメッセージを受け取ることができるおすすめの本です。