カラーとは名ばかり

周辺部が黄みがかっているだけ。
べつにシリウスが青かったり、
ベデルギウスが赤かったりするわけではない。
星座図としては、
３月１５日午後９時くらいのもの。
回転したって、
原盤のセンターを中心に廻るだけで、
北極星を中心に廻るようには廻らない。
たとえば、
春の乙女座は、
いくら廻しても、
永遠に上ってはこない。


もともとホームスターの回転って、
まったく無意味。
というより、
ホームスターそのものが、
２０年前の幻灯機の高技術。
いまならこんな原盤、
デジタルに焼き出すので、
もっと安価に精密正確に作ることができる。
まして、
この星座図、
絵にセンスが無い。
もっとクラシックなものにすればいいのに、
手書きで起こすから、
線が太すぎて、
天井全体が明るくなってしまう。


しかし、
その後、
ホームスターに換わるほどのものは出てきていない。
十年前から愛用しているが、
天井に正確な星空が映るだけでも、
それはそれで楽しい。
いまのプロジェクター技術を使って、
ＥＰＳＯＮあたりが本気で作れば、
もっと高品位のホームプラネタリウムができるだろうに。