語りかける言葉には
第1章 老人ホームは民俗学の宝庫
 「テーマなき聞き書き」の喜び
 老人ホームで出会った「忘れられた日本人」
 女の生き方

第2章 カラダの記憶
 身体に刻み込まれた記憶
 トイレ介助が面白い

第3章 民俗学が認知症と出会う
 とことんつきあい、
とことん記録する
 散りばめられた言葉を紡ぐ
 同じ問いの繰り返し
 幻覚と昔話

第4章 語りの森へ
 「回想法ではない」といわなければならない訳
 人生のターミナルケアとしての聞き書き
 生きた証を継承するー「思い出の記」
 喪失の語りーそしてわたしも語りの海にのみ込まれていく

終章 「驚けない」現実と「驚き続ける」ことの意味
 驚き続けること
 驚きは利用者と対等に付き合うための始まりだ

生き地獄。

デイサービスの利用者から、
ぽつんと洩れた言葉。

著者は、
話を聞くことによって、
現在を穏やかに生きる
意欲を持ってくれるようにお手伝いができないだろうか思ったそうです。


介護の現場を民俗学というレンズを通して観てみると
そこに在ったのは、
驚きの世界。
語りの豊穣の森だったわけです。


電線を引いてまわった漂泊民。
蚕の鑑別嬢。
味噌漉し奥さんと呼ばれて。

騙す狐の話。
生きたまま、
唇の肉をウジに食われていく兵士の話。

聞いたこともないような話や過酷な人生の話が、
載せられていますが、

これらは、
ほんの一部分にしかすぎません。


介護の現場の大変さは、
この本にも述べられています。

著者に続く、
語りの聞き手が現れるのは難しいかもしれません。

それでも、
介護の現場に異なる視点をあてた、
著者の功績は大きいと
言わざるをえません。


開かれた唇。
こぼれおちた言葉は、
きっと誰かにたどり着く。

語りかける言葉には人生を裏返すちからがあると信じたくなる。

そんな本でした。
驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)

その他の感想

CPは高いです。
まぁいいかも
手おけとして使うのは間違い
電車の中で読んではいけません
忍びの国の侑李君目当てで購入
なぜ敢えて「書籍」なのか
素晴らしい作品!
インデックスが欲しい
お勧めはできません
気持ちよく眠りにつけます
携帯用にはコンパクトで良いのですが。。。
楽しみにしてました。
チーム医療・チームアプローチを勉強したい方にお勧めです
リア充
突然のPCの沈黙
日本にもこういう話があります。
安いから不安でしたが?!
羊毛フェルトの楽しさ
少し肩の力を抜いてみようと思いました。
PS4に使用したレビューです
おもしろかったっ*(^o^)/*
きれいに見せるポイントがわかりました
想像以上に小さかった
リアルさとは
リーズナブル!!納得できる商品だと思います。
初心者にはお勧めしづらい
2足目の購入。
癒しの音色
中国という国
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