調色により照度（適用面積）が変わってしまう製品の代表例です。そして、LEDは長寿命ですけど初期劣化が意外に早い事をお忘れなく。

仕様の数値的に事前にある程度は予想していたのですが、
１２畳まで対応のバージョンを、
実際に丁度１２畳の幅３：奥行２の比率の洋室に取り付けてみたのですが、
全灯状態でも明るさが特に四隅では全く足りませんでした。

特に電球色側に調色すると全灯状態でも少し薄暗くて玄関の明るさ程度しか得られません。
その洋室には四隅に440lmのダウンライト(LED6.4W×４)があるのですが、
これを全部点灯して補って何とか丁度良いといった感じです。

１２畳用ですが、
電球色で用いるなら７～８畳まで、
昼白色（5段階の中間）で１０畳までが実用範囲だと考えた方がいいと思います。

私は実際、
前述の１２畳まで対応のバージョンを８畳の子供部屋に移設し、
昼光色で点灯して丁度いいと感じました。

LED照明は長寿命ではありますが、
最初が一番明るく、
初期の3,000hで９０％、
10,000hで８０％、
本製品の寿命とされる40,000hに達する時には７０％まで光量が落ちると言われています。
このように初期劣化が早いLEDの特性がある事を考えると、
購入当初に丁度良いと感じた商品は、
使い始めて間もなく暗く感じるようになるという事です。
これから購入される方は、
実際の２スケール位上の広さに対応した余裕のあるものを選ばれるのが賢明だと思います。