単なるコミカライズか もう一つの「俺ガイル」か
この「妄言録」は、
アニメ版をベースにコミカライズされたシリーズで、
ストーリーやセリフの一つ一つにいたるまで、
アニメ版と基本的には同じです。

佳月先生の美麗な絵と安定したストーリーは、
アニメの良さをそこなうことない、
良質なコミカライズとして定評あるところです。


この9巻は、
原作ラノベでもアニメでも、
おそらくもっとも人気ある重要な場面を扱っており、
半年前から発売を心待ちにしていました。


前前巻くらいからの、
どんよりと先の見えない、
重苦しい展開。

その隙間から、
明月の光がさっと照らすように、
八幡と奉仕部のそれぞれに訪れた大きな関係性の転機が、
見事な手際で描かれています。


読み始めて一つ気になったのは、
テンポが速くてサクサク展開し、
間や「ため」が少なく、
あっさりしていると思ったシーンが多かったこと。

テンポよくサクサク読めることは悪いことではないです。

でも、
個人的に好きなシーンで、
このコマにはもうワンテンポの余韻が欲しかった、
と感じる箇所がいくつかありました。


また逆に、
私があまり意識していなかった場面がちょっと念入りに描きこまれていて、
意外に思った部分もありました。

でもそれは、
作品に対する解釈の違いに起因するのでしょうし、
はたまた佳月先生の作家性、
オリジナリティの部分でもあるのでしょう。

そのことで、
大好きなこの作品を少し違った角度から見ることにつながり、
これまで見過ごしていた点に気づかされたシーンもいくつかありました。

そうした意味で、
原作のヘビーな読者でも楽しめるようになっていると思います。

(一例として、
いろはからコンビニ袋を受け取る八幡を見たときの由比ヶ浜と雪ノ下の表情の描き方は、
この妄言録が一番いいかもしれません。

「妄言録」は、
基本的には「安心して読める良質なコミカライズ」ですが、
もう一歩踏み出した、
もう一つの「俺ガイル」でもあるのでしょう。


コミックだけでこの物語を追っている方も、
なかにはいるでしょう。

前巻までの重苦しい空気に耐えられず、
読むのを止めている方がいたら、
ぜひともこの9巻まで読んでほしいです。
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