これは、誰もがかつて、通った道

れんちょん×駄菓子屋にハズレなし！というほどの超絶神回。

それが第10話『すごく練習した』です。

個人的にはひと夏の出逢いと別離れを描き切った、
1期の第4話『夏休みがはじまった』や
れんちょんと駄菓子屋の変わらない関係が描かれた、
1期の第10話『初日の出を見た』に匹敵する神回が
漸く、
2期りぴーとに来た！！という印象です。


Aパートでは珍しいれんげとこのみの絡みから周りが全員、
妖怪だったと思った
れんちょんの愕然とした顔がたまりませんが、
本番はBパート。


れんげが自転車の練習を見てもらうべく、
最初に選んだ相手が駄菓子屋。

れんげが、
練習の無理が祟ったのか風邪をひいてしまい、
心配でいてもたっても居られず、
宮内家へ突撃する駄菓子屋。

れんげが絵本を読んで欲しいとせがむのはやっぱり駄菓子屋。

れんげに擦りリンゴを食べさせ、
絵本を読んで寝かし付ける駄菓子屋。

駄菓子屋が疲れて寝入っているのを見て、
羽織をかけてあげるれんげ。


2人の関係が良く分かるシーンの積み重ねに心が暖かくなっていきます。


ハイライトは自転車を押す駄菓子屋、
自転車に乗ろうと奮闘するれんげ、
そして素晴らしいBGM。

そこにはアニメの画面を通して、

私自身が自転車に乗るために悪戦苦闘し、
ひざを擦りむいた思い出。

初めて補助輪なしで自転車に乗れたあの日の感動。

自分自身のあの日が映し出されます。

そして、
駄菓子屋のように、
私が自転車に乗れるまで支えてくれた人の愛情すら思い起こさせてくれます。


皆、
同じアニメを見てるようで、
瞳の奥に映るのは、
見ている人それぞれのかけがえのない思い出。

これが、
のんのんびよりの真骨頂だと、
改めて感じ入りました。