これ一枚でひとつの物語

大石さんのファンクラブイベントに参加した際に、
こちらのアルバムは全ての曲のヒロインが同一人物で、
このアルバム1枚で一つの物語になっている、
とおっしゃっていました。
その通り、
最後の曲の「ダイヤモンド」で2人は結婚しています。

そして、
このアルバムのタイトルの「君に聞かせる物語」の「聞かせる」の部分を「聴かせる」にしなかったのか、
ちょっと不思議に感じた方も居たのではないでしょうか？
これにも実は大石さんの考えがあり、
このアルバムの収録曲の一つのに「耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい」という曲がありますが、
こちらの曲がこのアルバムの元となる部分にあたるからだそうです。
こちらの曲は大石さんの実体験を元に作られていて、
残りの9曲が「耳の聞こえなくなった恋人とそのうたうたい」を繋げるストーリーになっているんですね。
なので、
あえて「聴かせる」ではなく「聞かせる」なんですね。
いやぁほんとすごい。

音楽には様々なジャンルというものが存在しますが、
大石さんの音楽にはどのジャンルにも当てはまらない「大石昌良」という彼だけのジャンルが確立してきているのではないでしょうか。
これからの活躍がとても楽しみです。