元々の原作が無駄が少ない完成度の高い作品。

そして「人間 vs 自然、
他の生命」デッカ〜いテーマ。


それを映画という時間制限の枠組みに、
片親設定、
クライマックス重層テクニックなどで頑張ってまとめている感じ。


気になった点

「母親に開けられた胸の穴を、
田宮良子が塞いでくれた」ってセリフや演出は欲しかった。
倉森が時々軽そうに持つ赤ちゃんのダミー感はマズイでしょう。


猛毒有機塩素化合物→放射性物質　とかは現代風。


主人公の荒ぶりキャラ設定変化演出は失敗では。


里美がラストにビルから落ちていく絶叫&バーチャル映像は不要かな。


宇宙空間のクリオネミギーのエンディングはセンス良かった。


ハリウッド版だったならどんな価値観で編集されたかと想像すると、
尽力した作品と言って良いのではないでしょうか。