ふわふわピース、元気なピース

2000年の夏、
何気なくチャンネルを替えていたTVの画面に
ぬいぐるみのように真っ白なしろくまの赤ちゃんに一生懸命ミルクを
飲ませている飼育係の人の映像が映っていました。

どうやら、
生まれたとき母熊が子育てできなかったため人工で
飼育されている仔熊のドキュメント番組のようです。

それが私とピースとの出会いでした。

何よリ目を奪われたのはピースの愛らしさです。

真っ白でフワフアの毛皮につぶらな黒い瞳。

そして一生懸命ミルクを飲み、
大きな声で鳴き
けなげに生きようとする姿、
それを大きな愛情で支える
飼育係さん。

ピースははじめは飼育係さんの家で育てられますが
生後110日ほどで動物園で一匹の部屋で暮らさなければ
ならなくなります。

その、
子離れのせつない様子、
しかし動物園で人気者になリ、

元気に跳ね回る様子。
。
。

TVではプールで泳げるようになったころまでの映像が
紹介されていましたが、
この本では、
2003年4月
までのピースの物語をを丹念な描写で、
子供にもわかり
やすいお話にしてくれています。

ページごとにかわいいピースの写真が満載。

表紙もヨチヨチ歩きのピースがこっちにむかってくる写真で
本が着いたとき思わず抱きしめてしまいました。

ピース、
これからも元気で育ってね。