酸素について多くの分野にまたがる壮大な情報が得られる書
東大医学部准教授で外科医の三村芳和氏の著書。
酸素について、
地球に酸素が生まれてきた経緯からその化学的性質、
本来は有害であった酸素を、
様々な生物がどのように利用していったか、
酸素は病気とどのように関わっているかなど、
きわめて広い分野におよぶ体系的な情報が述べられている。
教科書と言うよりは読み物として楽しむための書ではあるが、
物理、
化学、
生物にまたがる記述であり、
理系の高校卒業程度の知識がないとすべてを理解するにはやや難しく、
230ページ程度の分量も読破には数日かける必要あり。


本書を読んだ第一感は、
『すごい本だな!』であり、
著者の努力は敬服に値する。
それほど内容の濃い書であり、
この値段の文庫本に収まっている情報量から考えると、
安すぎと思う。
物事について、
いろいろな分野の情報を体系的に俯瞰して学ぶことはきわめて有用で面白い。
これを体現できる書である。


難点は、
他の方が述べているように、
文系には厳しいこと。
記述に対して検証したり、
さらに詳しく勉強したくても参考文献などの提示がないこと。
わずかながら前後の文脈が合っていない部分があること。
また、
最終章が唐突に終わってしまう感があることである。


理系であったこともあり、
個人的には非常に満足した書。
上記問題点を含めても、
星4つ以上の価値は十分。
酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎 (中公新書)

その他の感想

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ゲームのレビューではなく商品のレビューです
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