捨て曲が無いメジャーデビューアルバム

独特の甘い個性的なウィスパーボイスから繰り出される毒々しいリリック
それを１０代の感性で荒削りにもほんわか歌い上げていく

インディーズの時から聞いていますが、
インディーズの時の攻撃的でマニアックな部分が残りつつも
音楽としての聴きやすさやバラエティ差が増してます
ここ数年聴いた色々なアーティストのアルバムの中でも一番のお気に入りです

正直インディーズの時は人を選ぶ曲もあり、
私も何曲かは飛ばして聴いていましたが
このアルバムは１曲目からラストまで通しての作品としてよく完成しています
今時の楽曲なので一曲あたりの時間が短いのも聴きやすさを増しています

特に水星のカバーは幾多あるカバーの中でも出色のデキです
ラップという物に嫌悪感が無い人には是非聴いて欲しいアルバムです
まさに捨て曲なしです