良質のサイエンス本
久しぶりに良質のサイエンス本を読みました。


本書は、
NHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか」を書籍用にまとめたものです。
しかし、
テレビ番組の単なる焼き直しではなく、
その素材を上手く使いながら一級の読み物に仕上げている辺りは「さすがNHK」と感じました。


取材はとても丁寧かつ贅沢なものになっています。
全世界の著名な研究者にインタビューを行ったり、
文化人類学者しか興味を持たないような部族のもとを手間暇かけて訪れたり、
おそらくNHK以外では取材費だけで即座にボツになることでしょう。
このプロジェクトにゴーサインを出してくれた制作陣の太っ腹には、
素直に感謝します(コスト管理的にはどうかと思いますが)。


内容は、
タイトル通り「人類」に関する話です。
チンパンジーの共通祖先と分かれてから700万年、
ホモ・サピエンスになってから20万年という人類の歴史を、
4つのテーマで解き明かそうとしています。


「第1章 協力する人」は、
狩猟採集生活での平等主義と分かち合いについての話です。
たとえば、
ハロー(Hxaro)と呼ばれる贈り物交換は、
遠く離れた村同士を結びつける絆となり、
飢餓に対する備えになります。
ある地域が渇水状態だったとしても、
遠くの地域であれば十分な降水が期待でき、
食物を得られるという仕組みになっているのです。


「第2章 投げる人」は、
「グレートジャーニー」と呼ばれる大移動の物語です。
6万年前、
私たち人類の祖先はアフリカを出てイスラエルに北上しました。
そこで出会ったネアンデルタール人に対する対抗手段となったのが飛び道具で、
人類が生存競争に打ち克つことができた原因になりました。
しかし、
飛び道具は人口増加を招く原因にもなり、
グレートジャーニーを促す原因にもなったのです。


「第3章 耕す人」は、
1万年前の西アジアで起こった人類最大のイベント「農耕革命」についてです。
農耕生活は、
数万年にわたる人類の生活スタイルが大きく変えました。
食料が豊富になり人口が増加しますが、
一方で領域の争いが生じ、
戦争がはじまります。
狩猟採集生活で培った利他心や集団の絆は、
農耕生活では、
不必要なほど身内以外の存在に冷淡な心に変わるのです。


「第4章
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか (角川文庫)

その他の感想

音は良くなりました。
改訂前の方が好き
ねんどろいど千棘
ツチノコパンダ
これから出番が多くなりそうです。
常食です
勉強します
悪くないですよ。
初めて会社に増設しました。
効果と安心感!
色が写真と違います
医師の苦悩
懐かしい名番組でしたが、
捨て曲なしの素晴らしいアルバム。
これは結構いける
本編との繋がりが期待される。
世の中にいろんな英語あり・・・
可愛い子犬の物語です。
モンスターの認可を受けているのかな
完璧な耐水ではないかもしれないが・・・・・
テニス部の息子用に購入
可愛そうな身の上のヒロインと、俳優で容姿の良いヒーロー
効く!!!
べてるの家の“つくりかた”伝授の難しさ
濃い!垂れない!潰れない!
Positive psychology is above the law of attraction
おかげてまだプレーできます
日本盤の画質は良くないです。もし画質優先ならカナダ盤がお薦めです。
PS2版と収録タイトルが少し違います。
巨大セルリアン編
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