モニターの中で繰り広げられる新たなストーリー！　何気にアダルトが多い　

　懐かしゲーム紹介本の１２冊目。
今回は1989～1994年のアドベンチャーゲーム（ＡＤＶ）
とパズルゲームを紹介、
その発展と変遷を見せてくれます。
収録はＡＶＧが９３作品、
パズル
ゲームが４２作品。
興隆期ということでVol.11（1976～1988）の半分程度の期間にも
かかわらずゲーム数はむしろ増えています。

　ＡＤＶはメーカーにとっても作りやすい（キャラを動かす複雑なプログラムや強さ、
当たり
判定といった調整がいらない、
少人数でも作れる）こともあってか一気に数が増え、
特に
ＰＣにおいてはアダルト系が主流となったのが特筆すべきところ。
本作でもまだPC-88や
MSX2だった「ポッキー」「はっちゃけあやよさん」に始まり「きゃんきゃんバニー」「ＤＥ・ＪＡ」
「ＣＡＬ」、
「沙織」以降は若干控えめになった（91年、
当ゲームを高校生が万引きしたこと
で成人ゲームが注目され槍玉に上げられる事件に）とはいえ「ヌーク」「狂った果実」
「同級生」「河原崎家の一族」「あゆみちゃん物語」「亜紀子」「DESIRE」「野々村病院」
「ツーショットDiary」など多数発売されています。
一応、
ゲーム画面も掲載されていま
すがモザイク付き。
できれば１８禁ゲームであることを示すアイコンでもあった方が
よかったかも…と思いましたが所詮は自主規制、
ガイナックスの「バトルスキンパニック」
みたいに全裸の少女だらけでも１８禁じゃなかったのもいるしなあ（笑）。

　一般でも「遊遊記」「ファミコン探偵倶楽部II」「タイムツイスト」「メタルスレイダーグロー
リー」がファミコン（ディスクシステム）の末期を飾り、
他にも「弟切草」「かまいたちの夜」
といったサウンドノベル系、
幻想的なグラフィックで魅せる「MYST」「夢見館の物語」と
いったところが有名。
他にもすぐ死ぬ「シャドウゲイト」や侵入者をトラップにはめる「ナイト
トラップ」、
海外では人気シリーズだけど日本ではさっぱりだった「King’s Quest V」など。

「美味しんぼ」「うる星」「おそ松くん」「島耕作」「ミンキーモモ」といったコミック（アニメ）