作り応え充分だが…（いつものように長文ご容赦です）

　西側戦車のデファクトスタンダードともいえるレオパルト2シリーズ。
このA7では、
特に砲塔後部のデザインが変わっていますが、
その姿もまたしっかりと再現されています。
以下、
作製についての注意点を挙げてみます。

　いつものごとく説明書は一通り読んでおきましょう。
日本語の表記もあるのは助かります。
また、
離型剤は落としておいた方が良いでしょう。
車体や砲塔の部品にはそれほど付いていないように見受けられますが、
履帯部品は結構しっかりと付着していましたので。

　組み立て始める前に部品をよく見ると、
いわゆる押し出しピン跡がかなりあるものとなっています。
モールドそのものに影響があるものは無いようですが、
「跡」というのは憚れるくらいガッツリと残ってしまっているため、
そのままでは組み立てや接着にかなり支障が出ますね。
また、
これはランナーにもありますので、
部品切り離しの時に問題がありそうなら、
初めに切り取ってしまうことをお薦めします。


　足回りは、
同社のT-90などと同じようにサスペンションが可動させられるように作成できますが、
トーションバーの部品（F19～22）を取り付けるところで、
接着の指示が何故かありません（むしろ「接着するな」と書いてある…）。
しかし、
ここはどう考えても接着する他無いので、
部品F19～22は、
やや四角くつぶれているところのみに接着剤を付けて、
車体側に取り付けましょう。
ここで使う接着剤は通常の模型用接着剤を用い、
瞬着は使わない方が良いでしょう。
この方が、
バーが前後や車体の左右で全て同じ高さになっているか確認する余裕があるからです（但し、
バー取り付けのための治具は付属していません）。

　この後、
いくつかの車体作成のステップがあり、
その次に履帯の作成となります。