ロッキーの声の羽佐間道夫さんの吹き替えも名演

　この「クリード」でのスタローンのロッキーの演技は、
主役の若い青年のアドニス・クリードの
存在を温かく引き立てながら、
ロッキー自身は彼のトレーナーとしてサポート役に徹していてます。

年齢的にも心身も老いてしまったロッキーであるが、
心の中の熱い不屈のスピリットは消えずに
強く残っていて、
とても存在感を感じさせる重厚な渋い演技をしてます。

　強敵にプレッシャーや緊張も相まって試合もピンチに追い込まれて焦るクリードの心を、

セコンドのロッキーが解きほぐしながら、
熱いアドバイスとサポートで、
クリードの自信を高め
させてゆくロッキーのトレーナーぶりに感動します。

　
　またこの作品は日本語吹き替え版が秀逸な仕上がりで、
羽佐間道夫さんのロッキーの声の
演技も今作は、
より一層に上手くて、
これまでのロッキーの吹き替えの実績と共に最高です。

オリジナルのスタローンの声も個性的で味があって好きですが、
ことロッキーのシリーズは
羽佐間さんの声で喋る吹き替え版のロッキーで観るのが好きです。

また同じスタローンの作品でも、
他作品は、
ささきさんや玄田さんでもいいのですが、
ロッキー
だけは羽佐間の声が一番しっくりきます。

　
　この「クリード」も、
劇場公開でのオリジナル音声の字幕版でも観て感動してましたが、

再び吹き替え版の方で鑑賞したら、
もっと好印象になってより深く感動できました。