舞台裏で輝く人たち

シャネルのアトリエ、
なんて響きだけできらびやかで憧れてしまいますが、
コレクション前のアトリエは想像を絶する体育会系。
それがわかる貴重なビデオだと思いました。

針子さんたちはみんな、
「自分にしかできない仕事がある」という誇りを持って文字通り命を削って仕事をする。
その覚悟が彼女たちをカッコよく見せるのかな。
変更、
修正、
変更、
修正の繰り返し。
腹を立てたり折れかけたりしながらも、
完成した服がカールに認められた時の喜び、
モデルがランウェイを歩いた時の喜びが彼女たちを支えているんだなぁと思います。


また、
BGMがいちいち可笑しい。
カール登場の際のBGMはつい笑ってしまいます。
映像は粗いですが内容は濃いです。
きっとどんなコレクションにもドラマがあるんだろうな。

ルサージュの作業風景も少しですが映っています。
神業としか言いようのない速さと正確さで刺しゅうしていく様は圧巻です。
他には、
ガロン職人の「代わりの利かない仕事なんてない」というセリフがとても印象的です。
前後も合わせて見ると考えさせられます。


こういう業界を目指す方も、
ただ服が好きな方も楽しめるし勉強になると思います。

ストレスと寝不足だらけのアトリエ。
だけどやっぱり素敵です。
これが世界のシャネルの舞台裏！