取り回しに難ありだが楽しい

前作「ウルトラマンオーブ」で好評を博したフュージョン路線を継承した新シリーズとしてスタートした「ウルトラマンジード」の変身アイテム。
折角なので前作の変身アイテム「オーブリング」との比較をしながらにレビューしていく。


:良い点
①フュージョンファイトオリジナル形態の必殺技名も音声収録されている
・オーブリングではオリジナル形態の名前のみ収録で必殺技はフュージョンしたウルトラマンのものが順番にアナウンスされるだけ（ライトニングアタッカーならギンガとエックスの必殺技名が鳴る）だったが、
今回はきちんとオリジナル必殺技の名前を流してくれる
②べリアル融合獣の必殺技名も音声収録されている
・オーブリングでは怪獣の必殺技名は一切収録されていなかったが、
今回はメインの敵となるべリアル融合獣の必殺技名を収録。
（フュージョンファイトオリジナルの融合獣も！）
③小型化&軽量化
・オーブリングは大人でも少々手に負担を感じる重量、
サイズだったが、
今回は片手での取り扱いを充分に吟味したベストなバランスに収まっている。


:悪い点
①必殺技発動までの取り回しが悪化
・カプセルを読み込んだ後にスイッチを押すとキャラの名前と変身音or鳴き声が流れるが、
必殺技を鳴らす為には再度カプセルを読み込まなければいけない。
オーブリングは変身音or鳴き声の後にもう一度スイッチを押すだけで必殺技が発動した。


②カプセル自体にはほとんどギミックがない
劇中ではカプセルのスイッチを入れると発光&キャラの音声が鳴る演出があるが、
実際のカプセルは絵柄が少々変わるだけ。
さらにライザーでの読み込みはスイッチのON/OFFに関係なく可能なため、
実質カプセル単体ではカチカチ絵柄を変えて眺めることしかできない。

まあ劇中のギミックを盛り込むととても１個300円では販売できなくなるという事情は想像できるが、
やはり少し寂しいように思う。


総評として、
不満点はあれど概ねオーブリングよりも進化したアイテムに仕上がっていると思う。
ファンならば迷わず買い。