ダーウィンの進化論に対する素朴な疑問
これまで、
サイエンスに関する著書をかなり読んできたが、
テーマの取り上げ方や解説の切れ味は、
その著者の力量によって、
大きく異なると感じている。

そういう意味では、
分子生物学を専攻する教授として、
また文章力にも優れた福岡伸一氏の著書は秀逸といってよい。


本書は、
連載されたエッセイを一冊の本にまとめたものなので、
いくつかのテーマが載せられているが、
なかでも著者が深い関心を示し、
かつ、
我々にとっても興味深く解説されているのがエピジェネティクスだろう。


ダーウィンの進化論は、
周知のとおり、
遺伝子における突然変異と自然選択によるものとされているが、
本当にそれだけで、
環境に適した進化がこれだけの時間軸で都合よく実現できるのか、
疑問を感じたのは私だけではないだろう。


例えば、
複数のサブシステムから構成されている機能において、
仮にそのうちのひとつのサブシステムに突然変異が起こっても、
それだけではシステム全体の進化として機能しない場合は、
自然選択の対象にはならない。

また、
ほとんどの突然変異は、
ごく稀な事象である上に、
その影響は良い方向よりはむしろ破壊的方向に起こる。


エピジェネティクスは、
個々の遺伝子の突然変異だけでなく、
それらの遺伝子がいつどの程度機能する(その遺伝子にもとづいて、
タンパク質が製造され、
細胞の内外で作用する)かを決定する情報(マターナルRNA)が卵細胞を通じて次の世代に受け継がれることにより、
進化が実現するという考えにもとづいている。


たとえば、
ヒトの遺伝子は、
チンパンジーのものに比べて、
2%の違いしかなく、
仮に遺伝子操作でその異なる遺伝子を書き換えても、
チンパンジーはヒトにならない。
しかし、
ヒトの遺伝子はチンパンジーのそれに比べて遅く機能することが知られており、
そのことにより、
ヒトの子どもの期間はチンパンジーよりも長く、
従って、
ヒトは、
怖れを知らず、
好奇心をもち、
多くの試行錯誤によりスキルを向上させたと、
エピジェネティクスを主張する学者たちは考えている。


次は、
福岡氏のどの著書を読もうかと迷うのも、
それはそれで楽しい。
動的平衡2 生命は自由になれるのか

その他の感想

レトロな感じがかわいい♪
水滴がたまります。
いまいち?
ネクタイをしなくなり、なかなか購入も・・・
固定力は前より良くなった
LL・・・?
やっぱりリア充がよかったブログ女子。
クオリティが低いです。
最高の文法書のひとつ!
自分の指…
最初のお子さんのお母さんにお勧め
薄いシミはほぼ消えました
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しっかりしてるけど重くて大きい
大きい!大きすぎた。
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いつも通り
人物から哺乳類。はたまたロボット、無機物、エフェクトまで何でもあり。1種の教科書。
必需品になりそうです。
使い方に工夫を
星1つ
手抜き ? 諸事情?
薄くしなやかで扱いやすい
地味な仕事の積み重ねが、大きな違いを生み出す
安くなりましたよね
DISC1だけでも十分に元は取れます。
70cmシーバスでも余裕
バイオハザードファンでも厳しいかな?
ハロウィン用にピッタリ!
ドラマーとして久々購入しました。
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