インデックス投資最強論 の原点

「下手の考え休むに似たり」×「相場はランダムに動く」＝「インデックス投資こそ最強」と断じた一冊．1973年初版出版．同様のインデックス投資礼賛本である「敗者のゲーム」は1985年出版，そして，優良高配当株投資を推すシーゲルの「株式投資」が1994年出版となる．
【コンテンツ】
・1部　株価は作られる
・2部　テクニカルもファンダメンタル分析も役立たず
・3部　それでも新しい指標が登場する　（この版ではスマート・ベータについて加筆）
・4部　初心者向け投資指南
とにかく，あらゆる投資戦略を斬って捨てる．ダウ理論然り，ダウの犬戦略然り．テクニカル分析はもとより，ファンダメンタル分析や新指標群すらも．その際に理由を明確に述べる為に，斯様に紙数が膨れ上がる．　類似文献の「敗者のゲーム」に比べ，厚く，読みにくいが，全ては此処から始まったことには留意されたい．