悪の脱構築を考える
悪は「善の欠如」などという生やさしいものではなく、
自立した恐ろしい力を持っているということ、
どのような状況であっても自分の犯した悪を善であると強弁してはならないこと、
悪の現実を等身大で見つめ、
その責任を自覚すること、
それを著者は大混乱にあったロシアの陰の最高実力者、
元国務長官ブルブリスに教えられたという。


悪は人間によって行われる。
この本では著者は、
キリスト教における善や悪といった視座に立って考える。

人間と人間の関係の中から悪は生まれる。
「関係性における悪」が我々の課題であるという。


悪は人間と人間の関係の中から生まれる。
それは現実的で具体的なものであり、
直接に体験される。
チェコの神学者フロマートカは、
悪の本質は他人を犠牲にする自己中心性と歪んだ自己愛だといった。
悪魔はどこか他所にいるのではない。
人間こそが悪魔なのだ。
悪魔は言葉によって人間と人間の関係を本質的に変えていく。
命令することなく人に命令し利用し、
服従させ蹂躙する。
他者の苦痛や人の気持ちが理解できない人間である彼らは、
自分の成した悪に対して往往にして無自覚であり、
無反省である。


人間が自ら最終的な権威となるための宗教的反抗を描いた、
聖書のバベルの塔の建築は、
当時のバビロニアにグローバリズムが蔓延し、
一つの言語しか話さなくなり、
真の共同体が破壊され、
他者を理解しなくなったことを語っている。
彼らは、
自分たちの望むような神様を自分たちの欲望に合わせて次々と呼び出し、
この世界の私的な願いの道具としたのだ。
これがマルクスのいう「宗教」であり、
宗教学では交替宗教という。


悪を脱構築するためには、
悪をありのままの姿で見ることがとても重要だ。
まず自身の中にある悪に気づくこと。
パウロが言ったように、
自分が望まないことをしているのは「自分の中の罪」だ。
そして今自分がどのような人間関係の中にいるのかを認識することが必要だ。
悪は個人的な責任の限界を超える結果をももたらすものであることをよく知っておかなければいけない。
悪の正体 修羅場からのサバイバル護身論 (朝日新書)

その他の感想

起業しようとしている人、経営がうまくいてない中小企業の社長さん必見
鼻の隅々の毛まで切れます。
安価ですが、平ワッシャー スプリングワッシャー等 標準装備で附属がよいな~
GTR-931Hからの買い替え
値段の通りではあります
オリコン演歌週間売り上げ1位 
発電能力、蓄電容量不足
毎日のものだから
初心者の「ガイド」になってない
シールを剥がすとハングルが!
浅く広く
ああ、結局ツバサに繋がるのね……
届くまで時間がかかる
読み物としては秀逸だが。
何か高額の商品ばかりを推奨しているように思います。
長持ちだから便利
やっぱりTEAC
純正紙だけのことはあります
値段相応かな。。。
LCDタッチバックパックとの併用不可
言葉が胸にしみてくる
ライバルたちと家族が掲載
やはり純正品はいいですね!
ミステリの知識がざっくりわかる
ノートPC高速化成功
ずっとリピート中。美白ものでは一番です。
写真が大きい。
はき心地はいいです
絶対に”買い”の一枚です!!
くそゲーじゃなかったw けど問題点がないわけじゃない
戻る