さすがは元記者さんの文章力

私は左翼でも右翼でも基地反対でも賛成でもないですが、
この本はさすがは人気週刊誌の元記者さんの知性のある文章で読みごたえがありました。
知事在任中の仲井真さんさんのことはなんとなくとっつきにくくて東大卒、
官僚出身のエリート、
経済第一主義な人なんだろうな、
と思っていましたが、
この本を読んでもっと評価されていい人だと思いました。
膠着する基地問題の解決までいい線までいっていたのに、
、
、
惜しいの一言につきます。
もうすこし笑顔で一般の沖縄の人に柔らかい態度をとっていたら、
、
、
と思います。
決して仲井真さんは補助金がほしくて辺野古承認をしたわけではなかったのですね。
むしろ補助金中毒の沖縄から一刻もはやく脱却されたかったのでしょう。
菅官房長官のこともかかれていて長年官房長官を淡々と失言もせずに遂行されているし、
優秀な人なんだな、
と思いました。

最近よく出回っている沖縄の右翼本や沖縄二紙を中傷誹謗する新書などとは一線を画している優れた本だと思います。

ほとんどの人は戦争やテロはあってほしくないという考えであると思います。
でも広い世界ではさまざまな思想や信条があって北朝鮮やISISのようなとうてい話し合いでは解決できそうもないところも存在します。
理想ではなく現実的な解決を探ることが大事だと思います。