なるほど、これだけの人物だったからこそ、不在説を主張したり、呼び名を改めようとしたりする人間が跡を絶たないわけである。
 神仏習合を実現するとともに、
推古天皇の摂政として政治を執り行うことで権威と権力の分離を確立し、
その後の日本の国の形を決定付けた聖徳太子の偉業を振り返る本。
著者は、
単に日本の政治的な歴史のみならず、
美術史・建築史・宗教史、
さらには世界史に至るまで、
幅広い知識を駆使した上で、
聖徳太子の比類なき業績を説き明かしており、
聖徳太子を論じた本としては、
恐らく本書は未曽有の金字塔と言っても過言ではないはずである。
同時に、
これほどの重要人物であったが故に、
日本という国を愛せず、
この国を貶めたい輩(やから)は、
不在説を唱えたり、「厩戸王」と呼ばせようと画策したりしているわけだ、
という事情にも心底合点が行った。
要はそれは、
そういう連中は、
そうまでして日本の歴史を捻(ね)じ枉(ま)げなければ気が済まないほどに深く心を病んでいる、
ということの証左でもあるわけである。
何はともあれ、
本書を貫く揺るぎない説得力を以てすれば、
彼らが束になって掛かったところで、
到底著者1人に敵わない。
本書は、
彼らの世にも浅ましい魂胆を炙り出す本でもある、
という言い方も出来よう。

 第一章では、
聖徳太子不在論の誤りと、
そのような学説がまことしやかに繰り返された背景を採り上げるとともに、『日本書紀』に「西暦 670年に法隆寺が全焼した。」と書かれていることを巡る様々な論争が紹介されている。
都合の悪い事実に目を瞑る牽強付会な主張を1つひとつ丁寧に論駁する著者の筆致は、
終始一貫泰然としており、
著者が否定する説を強弁する人たちの幼稚で歪んだ心情がくっきりと浮かび上がる。
聖徳太子不在論を説く論者は、
もともと本気でそう信じてそう唱えているわけではなく、
存在を否定すること自体を目的にそうしているに過ぎないわけであるから、
彼らに初めから勝ち目などないのである。

 さらに、
第三章には、
聖徳太子を否定しようとする勢力は、
聖徳太子が十七条憲法で説く、『和に基づく社会の中で個人生活を送る。』という思想の破壊を目指しており、
加えて、
キリストを連想させる「厩戸王」という呼び名を用いることで、『日本は外来文化によって作られた国である。』という錯覚を起こさせようともしている、
という重大な指摘が見られる。
祖国を貶めることに血道を上げる連中は、
そこまで悪知恵を働かせているわけである。
聖徳太子 本当は何がすごいのか

その他の感想

震災後の日本を考えるために必読。
gopro hero4 silverで使用、何もない所にスピーカーの穴が!
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レーザーマウスは相性があるのかも?
割と使いやすい
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減り方が半端ない…
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楽ナビAVIC MRZ-09からの乗り換え
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手頃価格に良い印刷を気楽に出来ます。
半年後
MC4
とても基本に忠実なホームステイ本
中身は星5つ
生粋の阿呆です
5回に1回くらい
黒って
応用で様々な使い方ができる
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逆さにしても使えるので便利。
ビジュアル良し、これはお買い得。
ソース類を混ぜたりそいだり
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