この文豪の人懐っこい一面・美しい散文
従来出ていた芥川の岩波文庫での作品集は、
中村真一郎という優れた作家の目を通してテーマ別に構成されていて、
非常に興味深く読むことができました。
ただ、
一般に名作とされている「蜜柑」が入ってなくて、
どうしたのだろうと思っていると、
今年(芥川没後90年)に入って矢継ぎ早に二冊出版。
『蜜柑・尾生の信』を早速購入し、
久しぶりにこの天才の作品を楽しみました。


そしてこちら『年末の一日・浅草公園』の方もまた、
存分に芥川の短編小説を堪能させてくれるものでした。
「保吉の手帳から」を中心とする“保吉もの”では、
この文豪のお茶目な一面が垣間見えるようでした。
希代のインテリで気難しそうな彼だからこそ、
庶民のなかに時折光る愚直なまでの純粋さに惹かれるのでしょうか。
茶化しているなかにも底意地の悪さがなくて、
どれも読後に爽やかさを与えてくれます。

他には「妙な話」や「母」が、
短編小説ならではの鮮明なイメージを与えてくれる佳作だと思いました。
特に「母」などは、
川端康成の作品かと見まがうような題材でありながら、
女性のとらえ方において非常な対照があるように思い、
興味深く読みました。


その他、
この作品集の特色としては、
短いけれどもそれこそ珠玉のものと言いたくなるような散文詩的な作品を多く含むことです。
中でも表題作である「浅草公園」は78もの短かい章から成り立つ、
極めて完成度の高い詩作品と私は読みました。
安西冬衛、
北川冬彦、
竹中郁などの詩人たちの同傾向の作品と比べても、
独自の価値をもつ散文の純度の高い美しさです。
年末の一日・浅草公園 他十七篇 (岩波文庫)

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