次世紀を見据えた史観
著者はこの書を著す端緒の一つとして「現段階の日本の政治や言動の一つの傾向として、
保守的、
特に偏狭な国家主義(ナショナリズム)に偏った歴史解釈が影響力を増しているかのような印象を受けるから」と。
続いて「現代の世界は、
バラバラに存在する独立主権国家よりは国家間のつながり、
ナショナルよりグローバルな動き、
国籍よりは『地球人』としての意識が作りなそうとしているもの」と100年先を深謀遠慮。
第一世界大戦から現代までの歴史学は欧米のいわゆる「列強」を視座の中心に置き、
植民地などとして数億の犠牲を払った側のアジア、
中近東、
アフリカ、
南米、
太平洋諸島などの人々を等閑視した偏向性があったと縷縷指摘する。
それは取りも直さず前時代的な大国の自国エゴの連鎖だったのではないか。
時間と距離の近接によりヒト、
モノ、
カネが国境を越えて自由に行き来するようになったグローバル化の現代、
単独での国家の運営は成り立たない。
更に「たとえば日米関係は日本外交の基調だとされるが、
現代の世界にあっては、
二国関係というものは次第に意味を失っていることを想起すべき(中略)そのような見方にもとづく『積極的平和主義』なるものも、
もとより時代遅れの発想に過ぎない」と。
「平和とはただ戦争の無い状態を表すだけでなく、
もっと積極的な意味があるのではないか。
平和は力のバランスによって作られるのではなく、
各国間の接触、
交流、
友好関係への共通の願望によってもたらされるものではないか」。
著者はこのような主張を終始貫き、
結びに「一国中心の歴史でなく、
すべての人々が共有しうる歴史を学んでいくことが、
グローバルな結びつきを一層密接なものとするための根本条件である。
現代史を学ぶ、
とはそのようなつながりを強化することに他ならない」と。
私こと、
この書から歴史の学び方、
現代政治のあり方、
自身の執るべき姿勢等多くを学び得た。
・・著者に深謝。
歴史家が見る現代世界 (講談社現代新書)

その他の感想

使い勝手良し!です
純正品が壊れたので..
まさかの紙ジャケット
変り種ナイトビジョン
喜んで食べます。ほかのボウロよりも気に入っている様子
やはり、のり付きが良い
10年使い続けて破れたことは一度もない
内容には偏向もなく、一般的な緑内障患者さんには廉価で有効な本
VentureHCはこのケースに入れて使っている。
ヒノキの国産ベッド
使いやすい高コスパLANケーブル
値段相応よりちょい上くらい
不十分な部分がある
「ファン」から「サポーター」へ
エンジンルームが見た目カッコいい
使い買っては最高
ダイナブック PABX31KLTに使用しています。
ハロウィン本番に向けて!
色々言いたい事はあるけど何よりオシャレ!
ちょっとした安心感
R&Mサイズのファイズ
しっかりした縫製です
これだけ?
対訳本として満足
ダイニングテーブルでのアイロンがけ
まずは継続して慣れることからはじめると、次にステップアップしてゆけそうです。
これは懐かしい駄菓子屋さんの雰囲気満載の詰め合わせセットです!!
痴呆老人の寝言
お風呂に入れています。
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