拷問器具のような自転車が超快適に！

数年前、
十万円ほどのクロスバイク（ブリヂストン、
アンカーFR900）を購入しましたが、

それに乗ると信じられないほど尻が痛くなり、
ショックを受けました。

30分乗ると、
もう痛くて痛くて、
とてもサドルに座り続けることができません。

「これはもはや、
自転車というより拷問器具だ！」と思ったほどです。

痛くなるのは尻だけではなく、
前立腺や尿道のあたり、
そして腰や手首にまで及びます。

それまでは、
いわゆる軽快車にしか乗ったことがなく、
軽快車とスポーツ自転車の乗り心地の差に仰天しました。

「自分にはスポーツ自転車は合わない……金輪際スポーツ自転車なんて乗るものか」そう思い、

今まで乗っていた軽快車を再び使うことにしました。

アンカーFR900は二年以上自転車置き場に放置です。
しかし十万円もする自転車が活躍することなく、

埃にまみれ、
どんどん薄汚れていく姿は、
さすがに見るに堪えません。

きちんと整備して、
もう一度乗ってみようと思いました。

そうしてアマゾンで色々なサドルを調べて、
この商品を購入し、
自分で交換してみたところ……。


初めて座った時の第一印象は、
「今までのサドルと同じじゃん」でした。

サドルの堅さや座り心地は、
アンカーの純正品と大差ありません。

こちらのレビューでは「ジェルが入っているからとても柔らかく、
座った時に尻がグニャリと沈み込むような感じ」
と書かれているものもあったので、
そのグニャリを期待していたのですが、
まったくそんな感じはしません。

「これで尻の痛みが緩和されるのか？」と、
不安な気持ちになりました。

しかし、
実際に走ってみると全然尻が痛くなりません！
二時間くらい乗り続けてもへっちゃらでした。
サドルに開いている穴も効果的な役割を果たしているようです。

その穴があるおかげで前立腺や尿道付近が圧迫されず、
痛みも感じません。

サドルを変えただけで、
これだけ乗り心地が変わるとは、
正直ビックリです。

調子に乗った私は、
この自転車をさらに快適にしてやろうと思いました。
目をつけたのはハンドルグリップです。