運命に教えられる前にたった一人のあなたに恋をした。

全ては完璧だった。
そう思っていた男が運命の番と出会う。


ショタはそんなに好みではなかったのですが、
これは連載時からハマった作品です。

自分がαだと疑いもなく思っていた生徒会長の千夏が実はΩだと知った時の絶望感が
とても痛々しくて一気に惹き込まれました。

ネタバレします。

成績優秀で完全無欠だった千夏ですが、
運命の番である男の子・はるか(遥)に出会い、

慕ってきてくれるまだ小学生である彼に対して気が狂いそうになるほど抱かれたいと
思ってしまいます。

運命の番の誘惑に勝てる人間なんていないと思いながらも必死にその欲望を抑える千夏。

どんどん増えてゆく抑制剤の摂取量。

ある日、
過剰摂取により倒れてしまった千夏は、
侭ならない運命にもがき苦しみます。

そんな千夏を苦しめたくなくて、
大きくなるまで会わないと手紙を残して引越しをするはるか。

そして―――――、
十一年後。

やっと・・・やっと結ばれる運命の番のふたりに胸が熱くなりました。